EXILE慈善活動奔走につきレコ大辞退

星期六, 11月 19, 2011
EXILEが18日、本年度すべての賞レースから辞退を表明した。今年は音楽活動のテーマを「日本を元気に」としてきたこともあり、参加を取りやめた。この日、東京・赤坂で第53回日本レコード大賞の審査委員会が行われたが、辞退を申し出たEXILEの「Rising Sun」は、大賞候補となる優秀作品10曲の中には選ばれなかった。史上初の4連覇はならなかった。

EXILEの賞レース辞退は、所属レコード会社のエイベックス・エンターテインメントがこの日、文書で発表した。

 「3年連続で大賞を受賞させて頂き、その重みや光栄な気持ちを胸にまい進中のEXILEですが、本年度は『日本を元気に』をテーマに活動をして参りました。そんな彼らの活動指針や、日本の音楽文化のさらなる発展と向上を鑑み、熟考を重ねた結果、本年度は受賞候補となる事を辞退させて頂きます」

 3連覇中の「日本レコード大賞」に重きを置いた文書だが、関係者によると、「日本有線大賞」「TOKYO HOT 100 AWARD」などすべての賞レースを辞退することを決断したという。

 この日午後から、日本レコード大賞の大賞候補となる優秀作品賞などを選ぶ審査委員会が開かれた。EXILE辞退の意向は、委員会開催前に主催者側から伝えられた。委員会ではEXILEも候補に含め、予定通り選考を行った。その結果、EXILEは優秀作品賞に選ばれなかったが、「辞退」が微妙に影響したことは十分に考えられる。史上初の4連覇が、この時点で可能性がなくなった。

 文書にある「熟考を重ねた結果」が、メンバーの決断の重さを示している。今年は「日本を元気に」というテーマを掲げて音楽活動に取り組んだ。東日本大震災発生を受け、慈善活動に奔走。自分たちの音楽やダンスによって、少しでも勇気や元気が届くようにという思いで、国内外で活動した。今回の対象曲「Rising Sun」は今年9月に発表した復興支援チャリティー曲。今年の活動を象徴する曲だ。関係者によると、3年連続の大賞獲得が、音楽界でステップを駆け上がった自分たちの進化の歴史そのものと受けとめており、大賞の重みに敬意と感謝の気持ちを抱いているという。その上で、辞退という結論に達したのは、今年の活動の指針となった思いを貫くというこだわりが背景にあったようだ。

 4連覇の夢は途絶えたが、01年から03年に3連覇した浜崎あゆみ(33)とともに、来年以降、史上初の4度目受賞を目指す。

 ◆日本レコード大賞 1959年(昭34)に開始。大賞は対象年度に発売された邦楽シングル曲の中から、その年度を強く反映、代表したと認められた作品に贈られる。ほかに最優秀アルバム賞、最優秀歌唱賞、最優秀新人賞、作曲賞、作詞賞、企画賞などがある。大賞、最優秀歌唱賞、最優秀新人賞の主要3部門を獲得した3冠達成者は、都はるみ、細川たかし、北島三郎、氷川きよし、近藤真彦の5人。「輝く! 日本レコード大賞」は放送する際の番組名。発表は12月31日だったが、06年から同30日に変更された。

 [2011年11月19日8時51分 紙面から]

情報來源:
nikkansports.com

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