憧れの「大河」で存在感 江の夫役、AKIRA

星期一, 6月 06, 2011
■江~姫たちの戦国~

 NHK総合 日曜 午後8時

 「俳優なら誰もが憧れる場所。1分1秒が無駄にできなかった」。初出演となった大河ドラマについて、かみしめるように話した。

 男性14人で構成される人気ボーカル・ダンスユニット「EXILE(エグザイル)」のメンバーで、ダンサーとして活躍中。4年前から俳優活動にも力を入れている。そのなかで出合ったのが、秀吉(岸谷五朗)のおいで、ヒロイン、江(上野樹里)の2番目の夫、豊臣秀勝(ひでかつ)役だ。ドラマでは、すでに江と大坂城内で親戚のひとりとして対面。だが、正しいと思ったことは誰もがひれ伏す天下人(てんかびと)をも恐れずに言ってしまう性格が災いし、一時、秀吉から遠ざけられてしまう。


 秀勝の歴史資料はそれほど多くないが、脚本の田渕久美子が描く裏表ない秀勝像は、自身と重なるところもあり、役に同調しやすかったという。「僕も考えをはっきり伝えてしまうがゆえに痛い目をみるタイプ。武士のトップに対し、違うものは違うと言ってしまう『江』の秀勝は武将としては異質なキャラクターですが、いい意味で『自分の芯は曲げない』という空気感を出したい」

秀吉に「この、サル!」と言ってしまう江とはナイスコンビという声も。「江のような気の強い女性は大好きです。でも、自分が悪いと思ったら素直に謝れる、そんな女性にキュンとします(笑)。江を同じ目線に立って支え、受け止める夫を演じられたらと思う」。今後は江との結婚シーンや朝鮮出兵による別れが見どころとなる。

 大河の出演に、メンバーも喜んでくれたが、同時に責任も感じたという。「自分が失礼なことをすると、他のメンバーに迷惑がかかる」と話すように、ユニットの絆は強い。その一方で、一俳優としての自負もある。「EXILEというよろいを脱いで、ゼロから勝負したかった。大河で多くのベテランの方と仕事をし、役の感情とそれを伝える芝居のスキルのバランスなど、自分の足りないところが見えてきた」。これを機に新たな夢も。体を駆使してきた経験を生かし「ドラマで殺陣(たて)を披露したい」。周囲からは江戸初期の剣豪、宮本武蔵役が似合うといわれているそうだ。(萩原万貴枝)
             ◇
 〈あきら〉静岡県出身。16歳からダンスを始め、平成18年にEXILEに加入。19年からは「劇団EXILE」の公演に出演するなど俳優活動もスタート。初の主演映画「ちゃんと伝える」(21年)では、日本映画批評家大賞新人賞受賞。8月に劇団公演「レッドクリフ-愛-」で主演する。

情報來源:
msn[エンタメ]ニュース

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